kawashima

FROM 川嶋朗

会社や学校での人間関係、
時間に追われる毎日、進学の不安、
親との関係など、現代の子どもたちが
かかえるストレスはさまざまです。

ストレスがかかると、
自律神経のなかの交感神経に
スイッチが入ります。

人前で何か発表するなどというとき、
緊張で体がガチガチになった経験の
ある方も多いでしょう。

血の気が引いて、なんだか
手足も冷たくなった感じ…

あれが、交感神経のスイッチオンの状態です。

最初は体温が上がりますが、
血管が収縮し血流が悪くなるので、
その状態が続けば体温が下がってしまいます。

対する副交感神経は、
休息やリラックス状態のときに働く神経です。

血管が広がり、血流が良くなるので、
体温は上がりますが、これもまた、
この状態が長く続けば血流が滞り、
体温が下がってしまいます。

本来なら、自律神経は、
交感神経と副交感神経が、
シーソーのように交互に
バランス良く働きます。

緊張と休息、この2つが適度に
コントロールされているのが
「健康」な状態なのです。

ところが、交換神経にスイッチが
入りっ放しだったらどうでしょう。

緊張、不安、悩み、怒り…

体はどんどん冷えて、
これが過敏性大腸炎やアトピー性皮膚炎、
パニック障害、がんも含めたさまざまな
病気を引き起こしてしまうのです。

もちろん私たち大人も同じです。

「どうしてがんになってしまったんでしょうね」

私は、患者さんに
病気になった原因を必ずたずねます。

すると、多くの人が日頃かかえている
ストレスを口にするのです。

「実は、うちの主人が
 浮気をしているんです」

「財産の相続のことで、
 実の兄ともう何年も口をきいていません」

「姑に箸の上げ下ろしのことまで
 嫌味を言われて、悔しくて、悔しくて…」

「私の能力を認めてくれない上司が許せません」

この心の冷えが、
体をまた冷やしているのです。

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◎編集後記
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体が冷えないようにと心がけていても
ストレスがかかりすぎていると
それもまた体を冷やしてしまうんですね。

川嶋先生がよく教えてくれる体の温めかたは

・湯たんぽで足元だけでなく、
 太ももやお尻のあたりも温める
・38-39℃くらいのぬるめのお湯に
 じっくり浸かる(最低でも10分以上)
・体を温めてくれる食材を意識的に選んで
 毎日の食事取り入れる

など、どれもすぐに生活に
取り入れられる簡単な方法ばかりなので
ぜひ試してみてくださいね。

ー 剱 悠子

PS
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