FROM 川嶋朗
前回「体を温める」ことの
大切さをお伝えしました。
今回は、誰にでも、簡単にできる
2つの温活療法をお知らせしましょう。
冷えとりは毎日継続して
行うことが重要です。
自分で日常的に
行うことができますから、
楽な気持ちでつづけるといいでしょう。
①首を温める
首
手首
足首
を、温めるのも効果的。
首という字がつく部分では
動脈が体表近くを走っているからです。
まず足首を温めるために
靴下を重ねばきしてください。
空気の層をつくると
保温効果が上がるので、
驚くほど温かさを感じます。
靴下は締めつけすぎないもの、
足首まで覆うものがおすすめです。
膝まであるハイソックスならより効果的です。
寒気
肩こり
頭痛
これらを感じたときや、
風邪かなと思ったときは
蒸しタオルを肩に当てると
体がじんわり温まります。
蒸しタオルの作り方は、
ハンドタオルなどを水で濡らし
固く絞ってラップで包み
電子レンジで約1分間加熱するだけ。
タオルの蒸気の熱は
ドライな熱よりも温度が高く
体の奥深くまで温めてくれるので
リラックス効果も満点。
就寝前におすすめです。
②湯たんぽで体を温める
湯たんぽはエコロジカルで
経済的な暖房器具です。
小ぶりのものに70度ほどのお湯を注ぎ、
毛布や厚手のタオルなどでくるんで
お腹
腰
太もも
の、3ポイントを温めます。
太ももの上に置くのがおすすめです。
太ももは最も筋肉が多く、
座った状態でも安定して
置くことができます。
必要に応じて腰やお腹、
お尻などへ回しながら温めます。
湯たんぽがないときや、
会社などで使うときは
ペットボトルに湯を入れて
使用してください。
ホット用にも使えるペットボトルに
40度のお湯を注いできちんとふたをし、
濡れタオルの蒸気によって
熱の伝わり方を高めるために
お湯でしめらせたハンドタオルなどを
巻きつけます。
さらに、ビニール袋に入れれば、
インスタント湯たんぽの完成。
これを1日2回15分ずつ
太ももの上などにのせれば、
ぽかぽか温まります。
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◎編集後記
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お正月に実家に帰ったのですが、
そういえば、母はいつも寝る時に
お布団の中に湯たんぽを入れてくれるんです。
すると、冷えた足が温かくなって
とっても気持ちがいいんです。
久しぶりに帰って、湯たんぽの温かさと
母の優しさを思い出しました♪
ー 剱 悠子