FROM 室谷真由美
おはようございます。
ビューティーフード研究家 室谷真由美です。
お正月も終わり、
昨日は七草粥でしたね。
先月から何かと忘年会、クリスマス会、
そしてお正月と外食が続き、1年の中でも
アルコールを飲む機会も多く、いわゆる
「暴飲暴食」の時期だったのではないでしょうか?
ですから、
いつからか胃腸を休めるためにも、
デトックスするためにも、1月7日には
「七草粥」をいただく習慣ができてきましたね。
七草粥では、
「野草」をいただくこともあり、
昔から受け継がれている
習慣のようにも感じておりましたが、
実はこの習慣が
始まったころは、その意味も違い
野草をいただいたのではなく
「七つの種」
いわゆる7種類の穀物(雑穀)
をいただいたことから始まりました。
今でも、地方によって七種の草が
取れないところもございますので、
野草以外に
お野菜や豆、油揚げなど含め、
七種類のものを入れてお粥を
つくられているところも
たくさんあるようです。
そもそも、どうして七種の草ではなく
「七種の種」だったのでしょうか?
「種」というのは、
一番栄養が凝縮していて、
生命力のある食べ物であり、
だからこそ、お米の種である
「玄米」を主食にすることを
オススメしているのですが、
同じ穀物である雑穀類は、
荒れた土地でも、
お米が実らない環境でも、
ぐんぐんと生え育つ、
エネルギーに満ち溢れた食べ物なのです。
また「種」ということは、発芽し、
たくさんの実を実らせることのできる、
生命力を宿す食べ物でありますから
「命」というエネルギーをいただけるわけです。
ですから、
七種類もの雑穀をいただくことは、
ものすごく高いエネルギーを
体に取り入れることができるのですね。
エネルギーが高いということは、
それだけ神様に近づける
ということにも繋がり、
年の初めに、
エネルギーの高い食べ物を
いただく日を1度だけ設けて
神様に近づかせていただき
その1年を祈願する
という風習だったそうです。
1年に1度だけ神様に近づける日。
そのために食べる食材が、
七種類の雑穀類。
ですから
あわ
ひえ
きび
赤米
黒米
はと麦
たかきび
小豆
ゴマ
なども種類に含め、
それらをお粥にしていただきます。
現在の七草粥も「無業息災」を
願っておりますが、七種粥も、
その年の豊作はもちろん、
その一年を安全で健康に過ごせますように
と願う、お祈りするということですね。
普段取り入れることが
なかなかできない食材を、
こういったきっかけを元に、
食べてみるというのは
とてもいいことですから、
野草や雑穀をぜひ
取り入れてみてください。
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◎編集後記
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実は、1月7日だということを忘れていて、
普段の食事をとってしまったことに、
晩になって気づいた昨日の夜でした…
幸い、雑穀米を食べていたので
それで良しとしようと、今
言い聞かせているところです。
どんな風習にもそれぞれ意味があり、
ただ「そういうものだから」ではなく、
「なぜそれをするのか?」ということを
1歩深く意識することで、カラダへの
効果も変わってくるでしょうね。
ー 剱 悠子
PS
ここ数年流行っているヨガも
ただの運動ではなく、1つ1つに
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