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FROM 川嶋朗

インドのカレーとは、どういうものでしょうか。

インドの南部と北部では、
気候も民族もまるで違います。

南インドは中央アジアや中東の影響が少なく、
東南アジアの影響を受けています。

北インドはイスラム文化の影響が色濃く、
中央アジア、中東の影響が強い地域です。

南インドのカレーは、
カレー粉や小麦粉はほとんど使いません。

数種類のスパイスを、カレーごとに
組み合わせて調理します。

北インドのカレーに比べてより辛みが強く、
サラサラとしたスープ状なのが特徴です。

日本でインドカレーを食べるというと、
なぜか北インドのカレー店が
大半を占めているので、

南インドのサラサラカレーは
なじみが薄いかもしれません。

北インドのカレーは、それこそ
ウコンをふんだんに使っています。

小麦粉を使っているので、
日本のカレーのような
とろみがあるのが特徴です。

肉を多く使い、脂っこく、
辛みは南より比較的マイルド。

練った小麦粉を薄く伸ばして焼いた
チャパティーと一緒に食べるのが一般的です。

どちらのカレーもウコンなどを
はじめとするスパイスを
多種多様に使用しているわけですから、

体にいいことは間違いありません。

ところで、インドの伝統医学である
アーユルヴェーダは、

おおまかにいうと、「養生の医学」です。

健康と病気はつながっているという考えに基づき、
普段の食事から節制をします。

この考えかたは、
漢方の医食同源と似通っているところがあります。

ただ、アーユルヴェーダに
基づいた食事のやりかたを、となると、

体質に合わせていつ、何を、どのくらい、
どのように食べなさいという規律が厳しく、

これは日本人には向いていない
と私は思っています。

やはり、カレーは、食べたいときに
おいしく食べるほうがいい。

それで健康になる、というスタンスが
理想ではないでしょうか。

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◎編集後記
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親戚で気軽に集まるとき
近くのインド料理屋さんに行きます。

そこは北インドのカレーを
出してくれるお店なのですが、
親戚一同カレーもナンも大好きだからです。

辛さを抑えた子供向けのカレーもあるので
大人も子供も大満足。おすすめです。

ー三浦とも子

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