FROM 川嶋朗
これまで、カレーがどれだけの
健康効果を持っているか、
またウコンの主成分クルクミンの
効能について詳しく見てきました。
まだまだ研究途上とはいえ、
アルツハイマー病を駆逐する可能性が
きわめて高いカレーのすごいパワーを
知っていただくことができたのではないでしょうか。
ところで、私がここまで
カレーをすすめるには、理由があります。
それは、
「カレーは冷えをとる」料理だからです。
みなさんもご経験があるのではないでしょうか。
カレーを食べていると
体がぽかぽかと温かくなります。
汗が噴き出してくることもあります。
(こうなると逆に冷えます。)
これは唐辛子、ガーリック、ショウガなどの
体を温める効果のあるスパイスが
種類も豊富に入っているためです。
さらに、基礎代謝を高める作用のあるスパイスも多く、
あわせてとり入れることで、
体の深部体温を上げてくれます。
深部体温とは、人間の体のなかの温度のことで、
熱を測る脇の下などの表層の体温と違い、
周囲環境の変化によっても
温度が変化しない核心部で、
表層部より0.5~1.0度高い
37.0~37.5度が通常です。
深部体温は睡眠と関連があり、
日中は高く、夜は徐々に低くなり、
眠りに誘う役目を果たします。
深部体温が上がれば、体は活発化し、
活動的になります。
そのため、カレーを食べるのでは、
できれば朝、もしくは昼がいいでしょう。
もちろん、夕食にカレーでも問題はないのですが、
夜遅くにカレーを食べてすぐ床につくと、
睡眠の妨げとなる場合があります。
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◎編集後記
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街路樹もきれいに色づいてきました。
高校の前にあった銀杏並木。
美しかったけど、一番の思い出は銀杏です。
踏んだら1日、銀杏のにおいと
過ごさなければいけないので、
気を付けて歩いていたことを思い出します。
ー三浦ともこ