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FROM 川嶋朗

冷えが病気を呼ぶのか、
病気になると冷えるのか、

どちらが先かはまだ解明されていませんが、

冷えを解消することによって、
ときには大きな病気も
改善することがあります。

・ストレス

私たちが日ごろ、生活していると
受けやすいのがストレスです。

仕事でうまくいかなかったり、
人間関係で悩んでしまうなど、

ほとんどの人はストレスに
さらされているといえます。

ゆえに、ストレスによる冷えもまた多いのです。

ストレスの負荷がかかると、脳内から
アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。

さーっと血の気が引いて、
顔面は蒼白になり、呼吸は浅く、

全身に力が入る緊張状態に入るのが
ストレスの身体症状です。

このとき、血流は悪くなっているので、
手足は冷たくなっているのが分かるはずです。

一時の緊張ですめばよいのですが、

これが続くと体は冷え切って、
重大な病気に発展することがあります。

例えば、
突発的にめまいを発症するメニエール病、

緊張感を覚えると下痢や便秘に
なってしまう過敏性腸症候群、

呼吸過多で失神などを起こしてしまう
過換気症候群などがそれに該当します。

恒常的にストレスを感じている環境にある人は、

一度自分のライフスタイルを
見直してみるのもいいでしょう。

・がん

一見すると冷えとは関係なさそうに見えるがんも、
冷えと関連がある病気です。

人間の体を構成している細胞は、
分裂・増殖・死を繰り返し、
日々新しい細胞と置きかわっています。

このサイクルを繰り返すなかで、
細胞の遺伝子の一部は、
毎日一定数の変異が生じていますが、

これは、健康な人の体内では、
免疫作用などの自然治癒力が働き、
常に修復されています。

この変異した細胞が、なんらかの形で
修復されずに残って異常にふえたり、

悪性化することによって、
がんやその他の病気が起こるというわけです。

体のなかにがんができると、
これを免疫細胞である白血球が攻撃していこうとします。

しかし、体内が冷えていると、
白血球を運ぶ血流も悪くなっていて、

また白血球自体も活性が下がっているために、

免疫がうまく働かない、
ということにつながってしまいます。

また、がんを抑える酵素も、
冷えのために働きが鈍くなり、

がんに有効的に
作用しなくなってしまうことも考えられます。

私のもとには、がんの患者さんもたくさん訪れます。

そうした人々を診察していて思うのは、
ほぼ例外なく体が冷えている、ということです。

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◎編集後記
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仕事をしなければいけないのに
なんか集中できないな…というときがあります。

私の場合、原因は足の冷え。
足が冷たいのが気になって
頭や手足がなかなか動かきませんでした。

あたたかい靴下を履いたら
作業が進みました!

ー三浦ともこ

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